パリでHIV(エイズ)検査を受けたはなし

 

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こんばんは。社会人トラベルブロガーのAYAです。

突然ですがみなさん、エイズ検査って受けたことありますか?

 

ない、と答える人がほとんどなんじゃないかなと思います。

今日は、いろいろとぶっちゃけつつも、エイズ検査の大切さについて書こうかなと思います。

 

ふだんの生活では聞きなれない、エイズ検査

エイズ検査という言葉を改めて知ったきっかけは、フランス人パートナーのひとこと

わたしは2012年の4月からフランスのパリ郊外に1年間ワーホリで滞在していました。そして、半年ほどたった9月のおわりに、今の彼に出会い、その日から帰国まで一緒にいない日の方が少ないほど一緒にすごしました。出会いやお付き合いについては、また今度。

 

二人ともまぁまぁいい年なので、一緒にいると自然に体の関係が生まれてきます。そういう関係になって1ヶ月とすこしたったころ、衝撃ともいえる一言を彼に言われました。

 

「AYAって、エイズ検査受けたことある?」

 

ずどーーーーーん!当時のわたしは、本当にそんなかんじの衝撃を受けました。

普通の日本人なら、わたしと同じような衝撃を受けるんじゃないでしょうか?

「はぃ???エイズ?なんで???わたしが?疑ってるの?????」

って感じで、頭の中で「???」がかけめぐる。

だって日本人同士で体の関係になる時に「ねぇ、あなたエイズ検査受けてる?」なんて確認しないでしょ?わたしは、それまで確認したことがなかった。だから、こんなに身近な人から「エイズ」という言葉が出てくるなんて正直びっくりしました。もちろん検査を受けたことはなかったし、それまで生きてきて受けようと思ったこともなかった。

 

避妊は絶対!!でも…

わたしは、彼にこの質問をされてから、にこわくなりました。

 

中学生〜高校生くらいになってくると、彼氏彼女もできはじめて、性の話とかもめっちゃくちゃするし実際に体験する人も出てきますよね?それは全然いいことというか、普通のことだと思うのですが、そこで問題になってくるのが「避妊」

 

わたしは、母親から彼氏ができても「避妊だけは絶対にしなさい」と言われてきたので(それだけが理由ではないですが!)今までのそういった行為で避妊を怠ることは絶対になかったのですが、いざ、こうやって質問されると、きちんと検査して「自分はエイズ(HIV)に感染していない」という結果を持っているわけではなかったので、なんだか行き場のない不安がわたしの心を埋め尽くしました。

 

今まできちんと避妊具は使ってきたけれど、何かの間違いで感染している可能性だって、十分にある。ないとは言い切れない。ど、どうしよう…?

 

それからしばらく、生きた心地がしませんでした。

 

そもそもエイズ(HIV)ってどんな病気?

HIVというウイルスに感染し、体内でHIVウイルスが増えてしまった状態がエイズ。からだの免疫力がひどく低下し、健康な人ならば問題のない細菌やウイルスで様々な病気を発症してしまいます。少し前までは、治しようのない病気と言われていました。現在は早期発見できれば治療法はあると言われています。ですが、どちらにせよ、ただの風邪などで体が蝕まれていく恐ろしい病気です。

 

エイズ検査を受けに、パリの病院へ

パリの小さな病院で、検査を受けてきました

彼に「検査受けたことある?」と聞かれたその日から、ずーっと生きた心地がせず、今だから言えるんですが、友人を呼んでホームパーティーするのに料理を作っている時なども心の中ではものすごく心配していました。料理作っててもし指とか切ってもしかしたら料理に血とかついちゃうかもしれないしね。

 

「もし自分がエイズに感染していたら、この人たちの人生をグチャグチャに狂わせることになるんだ…」そう思うと絶望的でした。

 

でも、そんなふうに自分一人で悩んでいても仕方ありません。

「検査に行って、真実をちゃんと知ろう!」と決心しました。

 

もう4年も前のことになるので、日にちとか詳しく覚えていないんですが、年明けすぐだったかな。まだ新年あけたばっかりで閉まっている場所が多い中、検査を受けられる病院を調べ、ルーヴル美術館からほど近い病院が見つかって行ってきました。

 

本当は予約しなきゃいけなかったんだろうけど、フランス語にあまり自信がなかったのと、急いでいたというか焦っていたわたしは飛び込みで受付に。

 

受付でHIV検査を受けたいと伝えると、しばらく待ってから診察室みたいなところに呼ばれました(このへんうろ覚え)。ちなみに料金は無料でした。そこで、おばあちゃん看護師さんに「心配な日はいつだったの?」と聞かれます。かなり優しく対応してくれて、不安だった心に染みわたって泣きそうだったのを覚えてます。

そのあとに、血液検査して、少し先生と話して、結果は一週間後、みたいなことを言われその日は帰宅。検査結果を待つ間はとにかく早く過ぎて欲しいと思っていました。

 

そして、一週間後。

検査結果を聞きに再び病院へ。

 

受付を済ませ、先生の部屋に呼ばれます。

この時が一番ドキドキしてました…もうほんっと死ぬかと思った。

 

結果は、陰性!!よ、よかった…(;_;)

 

先生から「なにもないよ」と言われた時、安堵からからだ中の力がすーっと抜けて行きました。ほんと、受けてよかった。この日から不安は全部なくなり、今までのことも気にせず過ごすことができました。

 

ちなみにB型肝炎、C型肝炎も一緒に調べてくれたみたい。どちらも陰性でした。

 

エイズ=他人事だと思ってない?

わたしも含めて、日本人は危機感がなさすぎる

高校時代とか、短大に進学してからも、理解できなかったことがあります。

それは平気で避妊しない人が多いことです。

 

よく高校の時とか、「生理がこない…」なんて悩んでる女の子、いませんでしたか?彼氏とゴムなしでやっちゃったんだけど生理がこない、中で出してないのに、どうしよう!?そういうの、わたしはほんと理解できませんでした。でも、当時理解できなかったのは、妊娠するかしないかの問題。エイズ(その他の病気も)にかかるから、という問題で、どうしてゴムなしでやっちゃうのかな?とはわたし自身も全く考えたことがありませんでした。これは当時のわたしも含めて、本っ当に危機感がない日本人の姿だと思います。

 

フランスは、ヨーロッパの中でもHIV感染者の多い国と言われています。そういった背景から、若い人でも知識があり、検査や感染について敏感だったり、HIVに感染しているか?と問われることが日常的にもたくさんあるそうです。例えば、婚姻届を出す時。アパートを契約する時。日本じゃ考えられませんよね。

 

そして、フランスは愛の国。セックスも、とても大切で欠かせないものとしています。でも、そういった行為によって、もしかしたら病気に感染し、大切な人を傷つけてしまうリスクも負うということ。それをきちんと理解し、避けるために、そして大切な人を守るために、検査や、避妊をしっかりと行う人が多いです。

 

他人事ではなく、自分にも感染するリスクは十分にある

こんなに大きな病気に、まさか自分はかからないだろう。そう思っていませんか?

わたしも以前はそう思っていました。

けれど、日本では1985年に初めてエイズ患者が報告されてから、HIV感染者・エイズ患者の数は増え続けています。くわしくはこちらのサイトへ

この結果は、先ほど書いたような「危機感のなさ」が一つの原因かなと思います。

 

自分にも、人にも、誰にでも過去があります。

その過去が、もしかしたら大切な人を蝕む凶器になるかもしれない。

そう考えたら、エイズ検査や避妊具をつけることへの意識も、変わってくるのかな…と思いました。

 

検査に行ってみよう

この記事を読んで少しでも心がザワザワした人は、今すぐ検査を受けに行くべきです。

わたしのように、モヤモヤと悩む時間はもったいない。無料で、しかも匿名で診断できるところはたくさんあります。「エイズ検査 無料 地名」とかでググりましょう。

 

病院や保健所に行くのはちょっと怖い…人目が気になる…って人がもしいたら、自宅でできるセルフチェックのキットが売ってます。

コチラ。

 

自宅に送られてくる時も「HIV検査キットだな」とわかるようには一切していないので安心。また、HIVだけでなく他の病気なども調べられるものも選べます。先ほども書きましたが、少しでも思い当たるふしがあるなら、いや、なかったとしても、受けておくべきだなと、わたしは思います。

 

 おしまい

す…すごい重い話になってしまった。

でもでも、いろいろぶっちゃけてしまいましたが、わたし自身の経験から、これは大切なことだな、みんなにも知ってほしいなと思ったので、書かせていただきました。読んでくださった方、ありがとうございます。

 

次回は明るい話題を書こーっと!

よし、寝るぞ。みなさんBonne nuit♡良い夢を!